■FX関連ニュース・XAU/USDは1,990ドルを上回る回復を持続
米連邦準備制度理事会(Fed)の利上げガイダンスに中立的な姿勢を期待する中、
XAU/USDは過去1週間にわたって1,974.08ドルから2,014.22ドルのレンジ内で取引が続いており、ボラティリティの収縮を示しています。
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アジアセッションで1,976.00ドルから反発し、1,990.00ドルを上回りました。先週木曜日、下院議長マッカーシー氏が予算を取り扱わない限り債務上限法案が可決できないと述べたことが米国の多国籍メディア会社Bloombergによって報じられた後、貴金属は急落しました。
投資家たちは、米国の債務上限の引き上げが米国経済の長期格付けに影響を与える可能性があるため、米ドルに悪影響を及ぼす一方で、ゴールド価格の安全資産としての魅力を高めることが期待されていました。
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投資家たちは、連邦準備制度理事会(Fed)による金利の引き上げによる景気後退の懸念を消化し、米国のテクノロジー企業の四半期業績の優位性に焦点を移したため、木曜日にS&P500指数を大量に買い付けました。全体的には楽観的なムードが漂っていますが、リスクプロファイルは軽度に慎重な状態です。
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3月22日の安値1,934.34ドルから伸びる上昇トレンドラインは、ゴールドの買い手にとってのサポートとなっています。
20期の指数移動平均線(EMA)は、1,988.82ドルで現在もゴールド価格の周囲を推移し、横ばいの動きを示唆しています。
また、RSI(14)は40.00-60.00の範囲で変動をしており、重要なトリガーの欠如を示しています。