■FX関連ニュース・ゴールド価格予測:XAU/USDは、6月の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に対する反応がまちまちで1960ドル前後で推移

金価格は、6月の金融政策を巡って投資家の間に見解が分かれているため、狭いレンジで推移しています。
アメリカの銀行は、資産品質を維持するために、世帯や企業への信用供与に消極的な姿勢を示しており、金価格は、1,960ドルの50%フィボナッチリトレースメントを中心に推移しています。

  • FRBが利上げを決めるかどうかについて、一進一退の動きを見せる
    • S&P500先物はアジアでわずかな上昇幅を失っており、市場参加者のリスク許容度が低下していることを示しています。米ドル指数(DXY)は103.80近くまで下落した後、下げ止まりとなってます。米国経済活動は、FRBの積極的な金融引き締め政策と、米国の地域銀行が採用している融資条件の引き締めにより、広範に縮小しているため、ドル指数の下落は堅調なようです。

      一方、FRBの6月の政策に対する見解の相違が、金価格の動きを制限しています。米国の労働市場で新規雇用が着実に増えていることは、利上げの必要性を強めている一方、工場の生産活動が継続的に縮小し、サービス活動が異常な状況にあることは、FRBが一時的に金融引き締めを中止し、これまでに引き上げられた利子率の影響を見守るべきであることを示唆しています。

  • 金のテクニカル分析
    • 1時間足の範囲で1,957ドルから1,964ドルの間で狭いレンジでの推移が見られます。この貴金属は、50%フィボナッチリトレースメント(6月2日の高値1,983.50ドルから6月5日の安値1,938.15ドルまでのプロット)の周辺で横ばいの動きを示しています。

      50期指数平滑移動平均線(EMA)は1,959.38ドルでゴールドの買い手を支えています。

      一方、相対力指数(RSI)(14)は40.00-60.00の範囲で変動しており、投資家は決定的な動きのための新たなトリガーを待っていることを示しています。

    項目
    OVERVIEW
    今日の最終価格 1960.55
    今日の日次変化 -1.26
    今日の日次変化率 -0.06
    今日の始値 1961.81
    TRENDS
    日次SMA20 1977.94
    日次SMA50 1991.08
    日次SMA100 1939.51
    日次SMA200 1836.8
    LEVELS
    前日の高値 1964.07
    前日の安値 1938.15
    先週の高値 1983.5
    先週の安値 1932.12
    先月の高値 2079.76
    先月の安値 1932.12
    日次Fibonacci 38.2% 1954.17
    日次Fibonacci 61.8% 1948.05
    日次ピボットポイントS1 1945.28
    日次ピボットポイントS2 1928.76
    日次ピボットポイントS3 1919.36
    日次ピボットポイントR1 1971.2
    日次ピボットポイントR2 1980.6
    日次ピボットポイントR3 1997.12