ライダーEAバトル 7月13日取引結果

ライダーEAバトル5日目終了。各EAの運用成績は下記のとおりです。

EA名運用口座当日取引回数当日勝敗当日損益(円)残高(円)
GTRiderV3FXGT.com
PRO口座
99勝0敗+8,96552,885
XMRiderKIWAMIXMTrrading
KIWAMI極口座
77勝0敗+6,86061,760
BBRiderBeastBigboss
スタンダード口座
44勝0敗+4,28454,542
IS6RiderStormIS6FX
EX口座
1212勝0敗+36,342146,969
※2023年7月7日より運用開始。
※各EAの初期証拠金70,000円。
※IS6FXのEX口座ボーナス現金化益を含む。

暫定順位

7月13日終了時点でのEAの暫定順位は下記のとおりです。

順位EA名トータル損益(円)
1位IS6RiderStorm+76,969
2位XMRiderKIWAMI-8,240
3位BBRiderBeast-15,458
4位GTRiderV3-17,115

EAポートフォリオ運用成績

4つのライダーEAを同時に運用した場合の合算損益は下記のとおりです。

当日損益(円)トータル損益(円)残高(円)
+56,451+36,156316,156
※28万円の元手を各EAに7万円ずつ分配し運用。
※IS6FXのEX口座ボーナス現金化益を含む。

考察

7月7日から始まったライダーEAバトルは最初の1週間が終了しました。
Challenger3という名のEAがFXGT.com主催のトレード大会に参戦し、「入賞ならず」という残念な結果に終わってしまったのはちょうどひと月前のことでしたね。

次回大会での入賞を誓ってChallenger3の進化版として登場したEAこそライダーEAになります。
FX自動売買ステーションが企画したライダーEAバトルは、7万円の証拠金で3週間のトレードバトルを行うという点でFXGT.comのトレード大会と同条件で実施しています。

Challenger3が入賞できなかった一番の原因は、6月の第一週に発表された米国雇用統計にて大負けしたことでした。事前に決められたルールに従って機械的に売買を行うEAは、予測が難しい相場の急変動を苦手とします。通常の相場ならばしっかりと勝てるEAにとって、指標発表時の相場の乱高下はノイズでしかありません。たまたま勝つこともありますが、実力で勝てるEAにとって運試しは不要なのです。事実として、世の中の多くのEAが重要指標発表前のEAの稼働停止を強く推奨しています。

指標発表前に止めることができるのであればやはり止めるべきかと思いますが、いくつかの問題が生じます。

  • 稼働停止の対象とする指標をどのように選定すべきか
  • 指標発表の何時間前に稼働停止すべきか
  • 稼働停止の際に保有していたポジションはどうするべきか
  • 指標発表後、何時間後に再開させるべきか
  • 事前にスケジュールされていない突発的な要人発言やニュース速報によって生じる相場の乱高下の際も稼働停止すべきか

これらの問題への対応はFX上級者の間でも意見の分かれるところです。結局、EAを稼働させるタイミングを人が判断する必要があり頻繁にオンオフを操作するのであれば、これはもう自動売買とは言えないでしょう。オンオフの操作が裏目に出て、大きな機会ロスが生じることも多々あることかと思います。

ライダーEAシリーズは、これらの煩わしさからトレーダーを開放し完全自動売買を実現する試みとして作られました。指標発表時や異常な相場ではある程度苦戦することも想定しながら、稼げるときにしっかりと利益を伸ばすことで、トータルでプラス収益を目指すという方法です。利益獲得能力を攻撃力と呼ぶならば、苦戦が想定される局面でどれだけ損失を抑えて耐え抜くことができるかを守備力と呼びましょう。優秀なEAは攻撃力だけではなく、守備力にも優れていなければなりません。

Challenger3は米国雇用統計発表直後5分程度の間に3連敗し、8万円ほどの証拠金を一瞬で吹っ飛ばしました。短期間の大会で入賞を目指すため、リスクを覚悟で攻撃力重視のEAを作るという設計思想を採用したのですが、守備力の面で弱点があることを露呈することになってしまいました。その後は攻撃力を発揮し何とかプラス収支で終わることができましたが入賞ならず。残念な結果に終わってしまいました。

ライダーEAバトルの開始日はあえて7月7日としました。Challenger3がボロ負けした米国雇用統計発表日を選んだのですね。バトル4日目(土日を除く)には米国CPIの発表もあり、いきなり重要指標の発表が続くというEA泣かせのスケジュールです。ここで潰れてしまうライダーに用はないということですね。

結果をみれば、2大指標の発表日はしっかり負けています。4ライダーのうち3つは借金を返しきれずにマイナス収支で第一週を終えることになりました。
7月13日は得意のもみ合い相場となりライダーEAにとって絶好の狩場でしたが、積極性においては各ライダーで差がでる形になりました。もっとも積極的に動いたISRiderStormに軍配が上がりましたね。

ライダーEAバトルの最終日は7月27日ですが、この日はFOMCやECB理事会、日銀金融政策決定会合が予定されています。バトルのフィナーレを飾るビッグイベントになることでしょう。当然、ライダーEAにとっては試練の最終日となるわけです。EAバトルの終了時にはライダーEAの全取引履歴を公開しますので、こちらも楽しみにしていてください。