■経済ニュース・アメリカCPI発表に先駆けて米ドルは弱含み
Forex Today
アジア市場では、ニュージーランド準備銀行が金融政策の決定を発表し、RBA(オーストラリア準備銀行)のフィリップ・ロウ総裁が演説を行う予定です。しかし、本日の重要イベントは6月の米国CPI(消費者物価指数)の発表であり、金融市場全体でボラティリティを引き起こす可能性があります。
概要
通貨の動向
【EUR/USD】
EUR/USDは1.1025の新高値をつけた後、わずかに下落し、1.1000を上回って取引を終えました。引き続き、弱い米ドルが主な原動力となっています。
【GBP/USD】
GBP/USDは1.2900を上回る15か月ぶりの高値をつけ、上昇し続けました。英国の雇用統計は混合で、5月の失業率は4.0%に上昇したものの、賃金成長は6.9%と過去最高を記録しました。
【USD/JPY】
USD/JPYはさらに下落し、140.00に迫りました。米国の債券利回りは安定しているものの、リスクオンの雰囲気の中で起こりました。140.00を突破した場合、上昇トレンドが再開される可能性があります。
【AUD/USD】
AUD/USDはレンジ範囲内で推移し、0.6700を下回りましたが、0.6600でサポートされています。水曜日にはオーストラリア準備銀行のフィリップ・ロウ総裁は、先週の中央銀行の利上げ決定を受けて、13日に講演を行う予定です。
【USD/CAD】
USD/CADは下落を再開し、1.3250を下回り、20日移動平均線(SMA)を下回りました。カナダ銀行は利上げの発表が予想されており、5%への25ベーシスポイントの利上げが期待されています。カナダ銀行は将来のガイダンスを柔軟に保つ見通しです。
【NZD/USD】
NZD/USDは再び0.6220の抵抗に再び直面し、0.6200を下回りました。ニュージーランド準備銀行は13日に金融政策決定を発表する予定であり、1年以上ぶりに金利を据え置くことが予想されています。