ポートフォリオプレックスはFX自動売買ステーションが提案するEAポートフォリオの運用方式です。
ポートフォリオ運用に最適化されたポートフォリオプレックスシリーズのEAを組み合わせることで、EAの運用リスクを最小化することができます。
自分だけのオリジナルEAポートフォリオを構築して、安全運用を実現しましょう!
ポートフォリオプレックスシリーズのEAは2023年9月9日より公開を開始しました。人気の仮想通貨EAも近日公開!!
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは、一般的には「投資家が保有している資産の集合」を指します。
フランス語で財布や書類入れを意味する「portefeuille(ポルトフイユ)」が語源のようですね。
1990年にノーベル経済学賞を受賞したマーコウィッツおよびシャープらの功績によって現代ポートフォリオ理論は投資戦略のスタンダードになりました。
EAの評価指標の一つとして有名な「シャープレシオ」もシャープのポートフォリオ研究に由来します。
投資用語としてのポートフォリオとは、株式、債券、不動産、現金通貨などの様々な資産を組み合わせたものであり、資産を分散させることでリスクを分散し、投資の安定性や収益性を向上させることを目的としています。これにより、一つの資産に依存するリスクを回避し、市場の変動や特定のセクターの変化による影響を和らげることができます。
ポートフォリオのメリット
ポートフォリオのメリットには以下のような点があります。
- リスク分散: 複数の資産に投資することで、リスクを分散させることができます。
- 収益の最適化: 資産の組み合わせを調整することで、収益の最適化が可能です。
- 安定性の向上: 資産クラスの組み合わせにより、ポートフォリオ全体の安定性が高まります。
- カスタマイズ: 投資家のリスク許容度や目標に応じて、自由にポートフォリオをカスタマイズできます。
ポートフォリオプレックスとは
EAによる自動売買において、ポートフォリオを構築し分散運用を行うことをコンセプトにFX自動売買ステーションが提唱する概念がポートフォリオプレックスです。
無数の銘柄が存在する株式投資の世界ではすっかりおなじみのポートフォリオですが、株式投資に比べて銘柄(取引可能な通貨ペア)数の少ないFX業界において、EAのポートフォリオを構築するということはあまり一般的に行われていないように思います。
EAにはそれぞれのトレードスタイルがあり、対象とする通貨ペアや時間軸に差があります。どんな相場でも勝ち続ける無敗のEAというのは存在せず、EAごとに得意とする相場や苦手とする相場が異なります。長期運用することでプラス収益を見込めるEAであっても、短期的には連敗し、最悪の場合資産がパンクしてしまうようなこともおこります。未来の価格がどうなるかは誰にもわかりません。価格推移を理論的・確率的に予測し、より勝ちやすい投資活動を行うのがEAの役割ですが、一時の不運や逆境に運用成績が大きく左右されてしまっては安心して長期運用を続けることは難しいですね。
FX上級者の中には、ご自身の投資戦略をEAにして様々なテストを行い、リスクを適切に評価したうえで 運用されている方もいらっしゃるかと思いますが、やはり多くのユーザーにとっては高いハードルとなっています。投資の知識がなくても運用ができてしまうのが自動売買のメリットですが、リスク管理能力はEAによってばらつきがあり、ユーザーがEAの性能やリスクを適切に把握して運用することは難しいのではないでしょうか。
個々のEAのリスクを正確に把握することは困難です。しかし、個々のEAの性能を適切に評価できなくてもリスクを抑えることはできます。EAのポートフォリオを構築することで各EAのリスクが相殺され、全体のリスクが抑えられるのです。
FX自動売買ステーションでは、単独運用を目的としたEAだけではなく、ポートフォリオに組み込むことを前提としたEAのシリーズを公開しています。FX自動売買ステーションのポートフォリオプレックスシリーズのEAを組み合わせるだけで、誰でも簡単に、安定した資産運用を実現できるのです。
ポートフォリオ理論をEAに応用するとリスクを低減できる!
ポートフォリオ理論によれば、リスクはアルファとベータに分けることができます。
アルファは個別の投資対象(個別のEA)が市場平均を上回るか下回るかといった、相対的なリスクを表します。
一方、ベータは市場全体のリスクを指し、相場の確率的な変動により生じるリスクを表します。
ポートフォリオ理論をEAに応用すれば、以下のようにリスクを低減することが可能です:
- アルファリスクの低減: 異なるEAを組み合わせることで、個々のEAが持つ相対的なリスクが相殺される場合があります。例えば、あるEAが特定の相場状況で強いトレードシグナルを持ち、別のEAが別の相場状況で強いシグナルを持つ場合、それらを組み合わせることで異なる市場状況に対応できる可能性が高まります。これにより、個別のEAが持つアルファリスクが軽減されることがあります。
- ベータリスクの低減: 異なるEAを組み合わせることで、市場全体のリスク(ベータリスク)を分散させることができます。一つのEAに依存する場合よりも、相場の確率的な変動によるリスクを広く分散させることができます。これにより、ポートフォリオ全体のリスクが低減されます。
EAポートフォリオを構築する際には、EA同士の相関関係や特性を理解し、バランスを取ることが重要です。相関が高すぎるEAを組み合わせると、リスクの分散効果が低下し、ポートフォリオ全体のリスク低減効果が少なくなります。ポートフォリオを組み立てる際には、適切な多様性と相関関係の最適化に注意を払うことが必要ですね。
初心者でも簡単、ポートフォリオプレックス運用
ポートフォリオ理論と聞くと難しい話のように感じるかもしれませんが、ポイントは2つだけ!
- 様々な種類のEAを取り入れる。
- 似たEAを複数選択しない。
これだけでリスクを減らし、安定した運用ができるということです。
好みのEAを組み合わせるだけでもリスク低減効果が得られますが、ポートフォリオの構築はEAの多様性が大切。
ポートフォリオプレックスシリーズのEAは、ポートフォリオに参加させるEAの選定を行いやすいように工夫されています。
また、5万円で運用可能なEAのみを揃えていますので、少ない元手で始めることができます。
ポートフォリオプレックス運用のヒント
ポートフォリオプレックスの運用方針として、FX自動売買ステーションが推奨するルールは下記のとおりです。
■2つ以上のEAを同時運用
リスクを低減するためには2つ以上のEAの運用が必須です。
理想としては3つ以上のEAを同時に運用することですが、単独運用と比較して、2つのEAを同時に運用するだけでかなりのリスク低減効果が得られます。
■運用する通貨ペアのバリエーションを増やす
さまざまな通貨ペアで取引を行うEAを組み合わせることで市場リスクを低減できます。
同じ通貨ペアのEAを同時にポートフォリオに入れることは避け、ポートフォリオの多様性を保ちましょう。
■運用するEAのタイプに多様性を持たせる
ポートフォリオプレックスシリーズの各EAには、リスク許容度に応じてパラメタ調整を行った3つのタイプが存在します。
一つのタイプで揃えるよりも、いろいろなタイプのEAを参加させることで収益率とリスクのバランスをとることが可能になります。
タイプA (アグレッシブ) | 収益性重視。期待収益率は最も高いですが、運用リスクが比較的大きくなります。 |
タイプB (バランス) | 収益性と安定性のバランスをとった調整がなされています。 |
タイプS (ステーブル) | リスクを抑え、安定性重視の調整がなされています。 |
■ポートフォリオのメンテナンス
ポートフォリオを運用する場合は継続的な改善が大切です。下記の例を参考にポートフォリオの調整を定期的に行ってください。
①利益の出ているEAの積極性を上げる
例: ステーブルで利益が出ている場合、同じEAのバランスタイプまたはアグレッシブタイプに置き換えましょう。
②損失の出ているEAの安全性を上げる
例: アグレッシブタイプのEAで損失が目立つ場合、バランスタイプまたはステーブルタイプのEAに置き換えましょう。
③利益の再投資
5万円以上の利益が出た場合、新しいEAをポートフォリオに追加しましょう。
好調なEAのロット数を上げることも選択肢として考えられますが、売買ボリュームに大きな差が生じるとポートフォリオのパフォーマンスが1つのEAに偏ってしまいます。
EAの多様性はポートフォリオの強化につながりますので、ロット数の増加はよほど好調なEAのみにして、バリエーションを増やすことを第一に考えましょう。
④EAの停止または置き換え
不調が続くEAは一時的に停止、または他のEAと交換しましょう。