■FX関連ニュース・ゴールド価格予測:1940ドルの抵抗レベルに迫るか、経済指標に注目

ゴールド価格予測

米ドルの軟化と慎重な楽観論に支えられ、金価格は2週間ぶりの高値で堅調に推移しています。また、米国債の利回りの下落もXAU/USDをサポートしています。

概要

  • 米ドルは、連邦準備制度理事会の次の動きの不透明さと、消費者信頼感指数を控える中で、低調な金利を辿っています。
  • 中国からの追加の財政政策および金融政策による期待感が金価格の上昇に一役買うでしょう。
  • 米国の雇用統計など重要な経済指標発表が近づく中、重要な上値のハードルに接近しています。
  • 目次

      XAU/USDを後押し

      米ドル指数(DXY)は、直近の米国の経済指標発表などによって、先週に記録された年初来高値からの米国債の利回りの持続的な下落を受けています。
      また、中国が金融政策だけではなく、財政政策を通じて、更なる景気対策を打ち出す期待もXAU/USDを後押ししています。
      しかし、米国のインフレ、雇用統計、中国の経済指標を控えて、慎重ムードが広がり、金価格は1940ドルのの重要な抵抗水準付近で足踏みしています。

      金のテクニカル分析

      金価格 注目すべき主要レベル
      当社のテクニカル指標「コンフルエンス」によると、金価格は今週の米インフレと雇用統計を控え、40ドル圏内の複数のレ抵抗帯域内を推移しています。
      その上で、ピボットポイント(1日)R1と前日高値が収束すれば、金価格は反発を1928ドル付近で支えています。
      それに続いて、4時間(4H)チャート上の200-SMAと1か月のフィボナッチ61.8%(約1937ドル)が、金価格のさらなる上昇を阻んでいます。
      1937ドルを突破した場合、ピボットポイント(1週間) R2の1945ドル付近が金売り手最後の防衛線として機能します。
      一方、5-DMA、前日の安値、1週間のフィボナッチ23.6%、1日のピボットポイントS1が収束すれば、当面の金価格の下落は1,910ドル付近に限定されます。

      重要: テクニカルな見方に基づいた分析は参考として提供されており、投資の決定をする際には他の要素と併せて考慮してください。