■FX関連ニュース・ゴールド価格予測:XAU/USDはドル安の中、2,070ドル以上の史上最高値接近で勢い増す

ゴールド価格予測

木曜日のアジア時間早朝、金価格は2,070ドル以上の過去最高終値に向けて勢いを増しています。全般的に弱含みの米ドルを追い風に、貴金属は上値を伸ばし、現在2,080ドル近辺で取引されており、1日では0.09%上昇しています。

概要

  • 金価格は5日連続で上昇、堅調な取引で推移しています。
  • FRBが重視するインフレ指標が低下したことで早期利下げ観測が浮上しました。
  • 中国、経済回復加速と安定成長促進のため内需を強化する意向を示しています。
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    [2023年12月27日の取引結果]

    目次

      米ドルは主要通貨に対して全般的に弱含み

      米国の貿易相手国が使用する通貨バスケットに対する米ドルの価値を示す指標である米ドル指数(DXY)は、昨日より下落し、100.85付近で7月以来の最低水準となっています。国債利回りも低下し、10年物利回りは3.80%となりました。

      金価格の更なる上昇

      米連邦準備制度理事会が重視するインフレ指標である11月のコア個人消費支出価格指数(PCE)が低下したことで、FRBによる早期利下げ観測が浮上しました。これを受け、ドル安となり、ドル建ての金価格を押し上げています。

      CMEのFedwatchツールによると、市場は3月の利下げ確率を88%以上、5月の利下げを完全に織り込んでいます。

      水曜日に発表されたデータによると、12月の米リッチモンド連邦準備銀行製造業指数は前月の-5から-11となり、市場予想の-7を下回りました。木曜日は米国の週次失業保険申請件数が発表される予定で、12月23日までの週で21万件の増加が予想されています。

      さらに、中国は内需を拡大して経済の回復を促進し、安定成長を促進する意向です。中国は主要分野のリスクの防止と解決にも努めます。中国経済状況をめぐる積極的な展開は、同国が世界最大の金消費国であるため、金価格のさらなる上昇を後押しする可能性があります。

      市場関係者は木曜日に発表される米週間失業保険申請件数、貿易収支、11月住宅販売保留件数に注目するでしょう。しかし、これらの指標が市場に与える影響は大きくないでしょう。

      項目
      OVERVIEW
      今日の最終価格 2080.17
      今日の日次変化 1.95
      今日の日次変化率 0.09
      今日の始値 2078.22
      TRENDS
      日次SMA20 2032.23
      日次SMA50 2002.76
      日次SMA100 1952.22
      日次SMA200 1959.99
      LEVELS
      前日の高値 2084.51
      前日の安値 2061.54
      先週の高値 2070.65
      先週の安値 2016.17
      先月の高値 2052.03
      先月の安値 1931.67
      日次Fibonacci 38.2% 2075.74
      日次Fibonacci 61.8% 2070.31
      日次ピボットポイントS1 2065
      日次ピボットポイントS2 2051.79
      日次ピボットポイントS3 2042.03
      日次ピボットポイントR1 2087.97
      日次ピボットポイントR2 2097.73
      日次ピボットポイントR3 2110.94