■FX関連ニュース・ゴールド価格予測:米消費者物価指数(CPI)発表後、3月の利下げ期待後退でXAU/USDは下落

ゴールド価格予測

12月の消費者物価指数(CPI)は、年間ベースラインで予想の3.2%、前月の3.1%を上回り3.4%となりました。コアCPIも予想の3.8%より高い3.9%となりましたが、前月の4.0%よりは低下しました。月間ベースラインインフレとコアインフレはともに0.3%上昇しました。

概要

  • 米国12月のCPI報告で予想を上回るインフレを示唆し、金価格は大きく乱高下しました。
  • 投資家はFRBが3月に利下げすることに自信を深めているようです。
  • FRB関係者は引き続き、引き締め的な政策立場を取っていくようです。
  • XAU/USD(Gold)の自動売買ソフトで運用するなら

    ・GoldenBird
    【自動売買ソフトGoldenBird概要】
    https://fx-station.com/ea/goldenbird/

    [2024年1月10日の取引結果]

    ※取引中のFX会社
    XM Trading
    IS6FX
    FXGT.com
    BIGBOSS
    ※リアルマネー口座の運用開始しました
    XM Trading スタンダード口座
    ご要望の多かった少額運用10万円の資金で運用を開始しています。

    目次

      FRBが長期にわたって厳しい政策スタンスを維持する可能性?

      インフレ率の上昇を受け、FRBが3月に利下げに踏み切るという投資家たちの確信が薄れたため、貴金属に対する影響はあるかもしれません。
      予想より高いインフレを理由に、FRBが長期にわたって厳しい政策スタンスを維持する可能性が高まっています。アトランタ連邦準備銀行ラファエル・ボスティック総裁とニューヨーク連邦準備銀行ジョン・ウィリアムズ総裁はともに、インフレを目標の2%に戻すためにはさらなる引き締めが必要だと主張しています。ウィリアムズ総裁は、インフレが持続的に2%に向かって動き出すことにFRBが確信を持てる場合にのみ、現在の制限的な金融政策スタンスを緩和することが適切だと述べました。

      市場動向

      ・米国の消費者物価指数が予想を上回る結果となったため、金価格は2,030ドル周辺で乱高下しています。
      ・インフレの上昇は、FRBが2024年上半期を通じて金利を高く維持する議論の根拠となります。
      ・FRBは、1月の金融政策会合で4回連続して金利を5.25%〜5.50%のレンジで維持する可能性が高いです。今後の利下げガイダンスが注目されます。
      ・最新の予測では、FRBは今年75ベーシスポイント(bps)の利下げを行う可能性があると示唆しています。
      ・CME Fedwatchツールによると、3月に25bpsの利下げが行われる確率は60%に低下しました。
      ・米国労働市場が依然として好調であるため、最初の利下げ予想は5月の金融政策会合に移る可能性があります。
      ・今後、投資家は金曜日に発表される12月の生産者物価指数(PPI)データに注目するでしょう。
      ・米国財務長官ジャネット・イエレン氏は、トランプ前大統領のすべての輸入品に一律に10%の関税を課す計画は消費者の費用を増加させるだろうと述べました。
      ・彼女はまた、中国からの輸入品に関する関税の見直しが非常に必要であると付け加えました。

      金のテクニカル分析

      金価格、2,030ドル超での足場固め失敗。

      1月11日に発表されたCPIデータを受けて、金価格は2,030ドル付近で大きく乱高下しています。日足チャートでは、20日指数移動平均(EMA)である2,037ドルを上回って上昇を続けるのに苦労しています。14期間相対力指数(RSI)は50.00付近で上下動しており、投資家がさらなる動きのきっかけとなる可能性を待っていることを示しています。

      重要: テクニカルな見方に基づいた分析は参考として提供されており、投資の決定をする際には他の要素と併せて考慮してください。