■経済ニュース:Forex Today・ドルの反発は勢いを失い、利回りは依然不安定

Forex Today

本日の為替市場では、主要通貨ペアがほぼ横ばいで推移しています。
今日は大きなインパクトを残す指標発表がなく、重要な指標発表に備えて、投資家は様子見ムードが漂っています。今後、ドイツ連邦銀行が月次報告を発表、また日本銀行が金融政策決定を発表します。

ドル指数は前週約1%の上昇後、米ドル指数は103.00を上回るレベルで推移、一方で、米国の10年債利回りは4%以上で安定、一方、米国株式市場は週始めの微高です。

通貨の動向

【GBP/USD】

先週わずかな損失を記録したものの、月曜日に1.2700前後での推移。水曜日のサービス業PMIと製造業PMIが次の重要なデータ発表となり、ポンドの方向性に注目が集まります。

【EUR/USD】

全体的なドル高に押され、ユーロドルは先週マイナスで終了しました。欧州中央銀行 (ECB) ラガルデ総裁は金曜日のダボス会議で、近い将来の金融政策の見通しについてコメントを避けましたが、ユーロ圏および世界全体でインフレが下がっていると指摘しました。

【AUD/USD・NZD/USD】

オーストラリアドルドルは3週間連続で下落し、月曜日のアジア時間取引では0.6600以下で狭いレンジ内で推移しています。オーストラリア国立銀行は火曜日に12月の景況感と企業信頼感のデータを発表します。

【USD/JPY】

ドル円は金曜日に11月下旬以来の高値148.80に接近しましたが、その後148.00をわずかに上回る形でゲインを消失。週の終値付近の狭いレンジ内で推移しています。コメルツ銀行のアナリストは、日銀の金融政策決定がドル円に及ぼす可能性について、「日銀が当面金融緩和路線を維持する意向を明確に示唆すれば、ドル円はさらに上昇する可能性がある」と述べています。

【XAU/USD】

先週ほぼ1%回復したものの、貴金属は約1%の損失を記録しました。