■FX関連ニュース・XAU/USDはFOMCを前に米債利回りの低下で上昇も2,040ドルを下回る
ゴールド価格予測
金価格は強気材料に欠けながらも、地政学的リスクと米国債利回りの低下から2日連続で買いを集めていますが、ヨーロッパセッションに入ってからも2,040-2,042ドルの供給ゾーンを下回る水準で取引されています。
中東紛争が一段と激化したことで、地域全体の危機が拡大するリスクが高まり、最近の市場の楽観ムードに水を差す結果となっています。
概要
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目次
今日からFOMC金融政策会合、今後の見通しは?
米ドルは意味のある上昇を遂げることができず、過去1週間ほど続いている一定のレンジ内にとどまっています。
これが、ドル建て商品である、金価格の追い風となっているものの、FOMC金融政策会合が今週火曜日に始まるため、実質的な上昇は難しいようです。これはさらなる上昇を狙うには、取引を始める前に注意が必要となります。
市場動向
・米国債利回りの継続的な下落と地政学的リスクの上昇に伴い、貴金属が避難先資産としての流入を呼び込んでいます。
・FOMC金融政策決定会合を前に、トレーダーは傍観的な動きを選択し、金価格はレンジ内での落ち着いた推移となっています。
・水曜日に行われるFRBの決定とそれに伴う政策声明は、最初の利下げ時期に関する手がかりとして注目され、金価格に影響を与えるでしょう。
・米国財務省は、連邦借入額の予測を8160億ドルから7600億ドルに引き下げ、10年物の米国債の利回りを4.0%に近づけました。
・報道によれば、ジョー・バイデン大統領は、ヨルダン・シリア国境近くでの親イラン派民兵によるドローン攻撃に対する米軍の行動を許可するとされています。
・米国がイランと直接対決すれば、世界の原油供給に悪影響を及ぼし、最終的には世界経済にインフレ・ショックを引き起こし、世界経済の成長を妨げる可能性があります。
・火曜日に発表されるユーロ圏のGDP速報値、米国の消費者信頼感指数、JOLTS求人倍率が、幾らかの刺激材料になる可能性があります。
金のテクニカル分析
上昇継続のためには2,040-2,042ドルのレジスタンスゾーンを突破する必要があります。
更なる上昇を狙う前に、2,040-2,042ドルの供給ゾーンを超える持続的な動きを待つかもしれません。
また、売りシナリオでは、
1,978-1,977ドル付近にある100日SMA、1,964ドル付近の200日SMAまで下落する可能性を残すも、強力なサポートとして機能しそうです。
重要: テクニカルな見方に基づいた分析は参考として提供されており、投資の決定をする際には他の要素と併せて考慮してください。
今週の米ドル相場
以下の表は、本日の米ドル(USD)に対する主要通貨の変動率を示しています。米ドルはオーストラリアドルに対して最も弱かったです。
USD | EUR | GBP | CAD | AUD | JPY | NZD | CHF | |
USD | 0.03% | 0.03% | -0.01% | 0.06% | -0.06% | -0.07% | 0.05% | |
EUR | -0.03% | 0.00% | -0.04% | 0.04% | -0.09% | -0.10% | 0.01% | |
GBP | -0.04% | 0.00% | -0.05% | 0.03% | -0.09% | -0.10% | 0.02% | |
CAD | 0.01% | 0.06% | 0.05% | 0.08% | -0.04% | -0.05% | 0.07% | |
AUD | -0.07% | -0.03% | -0.03% | -0.08% | -0.12% | -0.13% | -0.01% | |
JPY | 0.06% | 0.10% | 0.11% | 0.04% | 0.11% | -0.01% | 0.11% | |
NZD | 0.07% | 0.10% | 0.10% | 0.06% | 0.14% | 0.01% | 0.11% | |
CHF | -0.05% | -0.02% | -0.01% | -0.06% | 0.02% | -0.10% | -0.10% |