■経済ニュース・堅調なFOMC方針への賭けが高まる中、米雇用が注目
金(XAU/USD)は、米ドルとの相関関係により、今週の前半に1,970ドル台に押し戻された後、再び1,980ドル台を回復しました。
- 注目は米国の雇用データに
- 1,980ドルが重要な支持ライン
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先週の米国の消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、インフレ圧力の高まりを示唆したことで、FOMCが早期の利上げに転じる可能性があるとの期待が高まりました。これに加えて、バイデン政権のインフラ支出計画の進展も、景気回復を加速する可能性があるとして、利上げ観測を強めています。
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現在の価格水準が維持される限り、上昇の余地があるとされています。しかし、利上げ観測が高まると、米ドルの強さが復活する可能性があるため、注意が必要です。
今週は、米国の雇用統計が注目されます。
市場予想では、3月の非農業部門雇用者数は100万人を超え、失業率は5.7%に下がると予想されています。これらのデータが予想を下回る場合、金価格は上昇する可能性がありますが、市場が期待する以上に改善した場合は、金価格に下圧力がかかる可能性があります。