■Crypto Market News・ビットコイン現物ETF承認に向け、BTC価格は持ちこたえる
ETF承認の障害は、業界におけるバイナンス取引所の優位性？
・ビットコイン価格は、中間トレンドの継続を維持するためには、36,788ドルの重要なサポート水準を上回る必要があります。
・イーサリアム価格は引き続き1,935ドルのサポート水準を維持していますが、5%低い水準まで下落する可能性があります。
・リップル価格は下落し、0.5392ドルまでさらに8%下落する可能性があります。
概要
ビットコイン価格は弱さを示しており、日中で3%の下落を記録しています。これらの下落の大部分は、※Binance取引所に関するニュースの後に記録されました。重要なサポート水準である36,788ドルをテストし、相対強度指数（RSI）が弱まっていることを示しているため、BTCは下落する可能性があります。
供給ゾーンである36,276ドルから37,301ドルまでの平均閾値である36,788ドルを下回る売圧が増加すると、専門家は30,000ドルの心理的水準への暴落を予想しており、長期的な下落へと続く可能性があります。
すでに、Awesome Oscillator（AO）のヒストグラムバーは赤色に染まっており、日を追うごとに中間線に近づいています。
逆に、36,788ドルのの再テストに便乗しようとする投資家からの買い圧が増加すると、ビットコイン価格は上昇し、37,972ドルのローカルトップをクリアし、その後37,980ドルのレンジ高値を試し、最終的には現在のレベルを10%上回る40,000ドルの心理的レベルを奪取する可能性があります。
※Binance取引所に関するニュース
米司法省は、Binanceの規制違反の疑いに対する調査を巡り、同社に約5,930億円（40億ドル）超の支払いを要求していることが11月21日わかりました。
司法省は、マネーロンダリング防止と制裁のルールに違反したことと、銀行詐欺を行った疑いでBinanceを調査していると伝えられています。今回行われている交渉の内容には、Binanceのチャンポン・ジャオ（CZ）CEOが刑事起訴される可能性も含まれているという。
Binanceを司法省が起訴する可能性は今年8月にも報じられていました。この時、司法省は詐欺罪などで起訴することを検討しているが、一方でFTXのような取り付け騒ぎのリスクを考慮して罰金などの代替案も検討していることが明らかになっています。今回の40億ドルは、罰金などの支払い額とみられています。
イーサリアム価格は、1,864ドルから2,004ドルまでの間に広がる、供給ゾーンの中間線を示す1,935ドルの重要なサポートを失う危険性があります。1,935ドルの水準が維持されないと、ETHは1,800ドルの心理的レベルまで下落する可能性が高まっています。
RSIとAOの両方がこの見通しを支持し、勢いが衰え続ける中、下落基調に向かっています。
一方で、上述の2,009ドルを上回るだけの買い圧力が増加し、ETHを前述の上昇トレンドラインの上に戻すことができれば、ETHに対する楽観が広がり、2,136ドルまで伸びる可能性があります。現在の水準から10％の上昇です。
リップル価格は、デイリーチャートで0.5981ドルを決定的に下回る下落があれば、強気見通しを打ち消す可能性があります。現水準からの売り圧力増大は、XRPを0.4735ドル-0.5392ドルの調整区間に突入させる可能性があります。
モメンタム指標も下落シナリオを支持しており、リップル価格の下落トレンドがまだ終わっていないことを示唆しています。
反対に、強気派の復活により、XRP価格を三角形のボトムラインである0.6603ドルを超えるように設定することで、XRP保有者の希望が復活する可能性があります。極めて強気なケースでは、支払いトークンであるXRPがFVG(フェアバリューギャップ)の0.7512ドルに向けてさらなる上昇を試み、XRP市場のバランスを回復させる展開があり得ます。
