■FX関連ニュース・ゴールド価格予測:XAU/USDは数週間ぶりの安値付近でもみ合い、1,910ドル付近で推移

ゴールド価格予測

金価格は、月曜日のアジア・セッションで7月7日以来の最低水準に達しました。しかし、中国経済の悪化と地政学的リスクへの懸念が、安全資産としての金の下落を抑える可能性があります。

米連邦準備制度理事会による更なる政策引き締め観測は、米ドルを6週間ぶりのピークに引き上げ、利回りの低い金価格にとって逆風となる重要な要因となっています。金曜日に発表された米国の7月の生産者物価指数(PPI)は予想をわずかに上回りました。実際、米国労働統計局が発表した7月の最終需要PPIは前年同月比で0.8%上昇し、6月の横ばいから急激に上昇しました。

概要

  • ドルは、FRBによる利上げ期待の高まりにより、6週間ぶりの高値で取引される
  • 中国経済は減速の兆しを見せており、金の需要を押し上げる可能性も
  • ロシアとウクライナの紛争は、大きな地政学的リスクの源に
  • 目次

      金価格は依然として下向きであることを示唆

      7月の消費者物価が緩やかに上昇したことを背景に、データ結果はインフレ率をFRBの2%に戻すという目標からは程遠いことを示唆しています。このような見通しから、FRBは年内にあと25ベーシスポイントの利上げを実施する可能性があり、米国債利回りのさらなる上昇を引き続き支持しています。その結果、米国債利回りは引き続き米ドルを支え、米ドル建ての金価格には若干の下落圧力をかけています。

      ただい、地政学的リスクとともに、中国の経済状況の悪化に対する懸念は、安全資産であるXAU/USDを一定程度サポートし、少なくとも当面は下落を抑制するのに役立つ可能性あります。最新の出来事として、ロシアの軍艦が日曜日に南西部の黒海で貨物船に警告射撃を行いました。これは、ロシアが7月に黒海経由でウクライナが農産物を輸出できるようにする歴史的な国連主導の穀物取引を停止した後の出来事です。

      とはいえ、前述の基本的な背景は、ベアリッシュトレーダー寄りに傾いており、金価格は依然として下向きであることを示唆しています。したがって、いかなる回復の試みも売られる可能性が高く、すぐに頓挫するリスクがあります。米ドルの価格動向は引き続きXAU/USDに影響を与え、短期的なトレーディング機会を生み出す役割を果たすでしょう。

      項目
      OVERVIEW
      今日の最終価格 1911.04
      今日の日次変化 -2.79
      今日の日次変化率 -0.15
      今日の始値 1913.83
      TRENDS
      日次SMA20 1948.12
      日次SMA50 1941.39
      日次SMA100 1966.39
      日次SMA200 1901.96
      LEVELS
      前日の高値 1921.03
      前日の安値 1910.92
      先週の高値 1946.82
      先週の安値 1910.92
      先月の高値 1987.54
      先月の安値 1902.77
      日次Fibonacci 38.2% 1917.17
      日次Fibonacci 61.8% 1914.78
      日次ピボットポイントS1 1909.49
      日次ピボットポイントS2 1905.15
      日次ピボットポイントS3 1899.38
      日次ピボットポイントR1 1919.6
      日次ピボットポイントR2 1925.37
      日次ピボットポイントR3 1929.71