ゴールド価格予測

金価格は5か月ぶりの安値に下落し、1,890ドル前後で取引されています。
米連邦準備制度理事会の姿勢と中国の苦境が、概ね良好な米データに加わり、米ドルと利回りを押し上げます。
世界的な経済不安の最中、リスク要因や債券市場の動向に注目が集まっています。

概要

目次

更なる金価格の下落の可能性

金価格は、市場参加者が前向きな手掛かりを求める中で、タカ派的な米連邦準備制度理事会の懸念とリスクオフムードを背景に、5か月ぶりの新安値まで下落した後に約1,890で推移しています。
とはいえ、中国の景気減速懸念や先進国経済の成長率鈍化は、堅調な米データとともに米国債利回りと米ドルを押し上げ、それによりXAU/USDに圧力をかけています。米10年債利回りが2022年10月以来の高水準、直近では4.29%まで上昇しています。このような高水準の債券利回りは、2022年後半に景気減速懸念を引き起こし、リスク資産を押し下げる一方で米ドルを支えました。
利回りとは別に、Fitch Ratingsによる景気見通しの下方修正も金価格に下押し圧力をかけています。

項目	値
OVERVIEW
今日の最終価格	1890.2
今日の日次変化	-1.56
今日の日次変化率	-0.08
今日の始値	1891.76
TRENDS
日次SMA20	1937.62
日次SMA50	1938.09
日次SMA100	1964.32
日次SMA200	1905.12
LEVELS
前日の高値	1907.27
前日の安値	1891.68
先週の高値	1946.82
先週の安値	1910.92
先月の高値	1987.54
先月の安値	1902.77
日次Fibonacci 38.2%	1897.64
日次Fibonacci 61.8%	1901.31
日次ピボットポイントS1	1886.54
日次ピボットポイントS2	1881.31
日次ピボットポイントS3	1870.95
日次ピボットポイントR1	1902.13
日次ピボットポイントR2	1912.49
日次ピボットポイントR3	1917.72