■FX関連ニュース・ゴールド価格Analysis:XAU/USDは中国のPMIデータの結果を受け、2,040ドル近辺で下落

ゴールド価格

木曜日のアジアセッションで、金価格は2040ドル台で下落しています。XAU/USDは、水曜日つけた6ヶ月ぶりの高値2,052ドルから後退しました。金価格の下落は、直近の上昇後の市場心理の変化や利益確定売りを示唆しています。

概要

  • 中国が軟調なデータを発表したことで、ゴールド価格は下方圧力を受けています。
  • 中国の製造業および非製造業PMIはそれぞれ49.4および50.02に低下しました。
  • アメリカのGDP(年率換算)が前回の4.9%に対して5.2%増加したことで、米ドルが上昇しました。
  • 目次

      米ドルがわずかに反発した為に、金価格には逆風

      米ドル指数(DXY)は現在102.80前後で推移し、上昇を維持するのに苦戦しています。
      米ドルは、米国商務省が発表したGDP年率データは予想を上回ったことで、4日連続の下落を止めることに成功しました。米国のGDP年率は第3四半期に5.2%増加し、前の4.9%と市場予想である5.0%を超えました。
      更にクリーブランド連邦準備銀行のロレッタ・メスター総裁は現在の金融政策では、景気と金融環境を評価する十分な状況にあると述べました。またメスター総裁は追加利上げの可能性を否定しなかったものの、追加の利上げを実施する決定はデータに左右されると強調しました。

      金価格下落の材料

      中国国家統計局によると、11月の製造業PMIは49.5から49.4に低下し、予想された49.7への増加に届きませんでした。
      また、非製造業PMIは50.6から50.02まで低下しました。これらの指標の結果は、中国の製造業と非製造業の両方で活動が縮小していることを示しており、世界経済への悪影響や米ドル高圧力につながり、金価格下落の材料となります。
      今後、米国は重要な経済データを発表する予定です。重要なデータには、11月24日までの週の新規失業保険申請件数が含まれ、前の209,000から220,000への増加が予想されます。また、10月のコア個人消費支出(PCE)価格指数が発表される予定です。消費者インフレの鈍化が予想されており、年間率は3.7%から3.5%への低下が予想されています。

      項目
      OVERVIEW
      今日の最終価格 2043.22
      今日の日次変化 -1.45
      今日の日次変化率 -0.07
      今日の始値 2044.67
      TRENDS
      日次SMA20 1983.09
      日次SMA50 1941.14
      日次SMA100 1936.29
      日次SMA200 1943.63
      LEVELS
      前日の高値 2052.03
      前日の安値 2035.41
      先週の高値 2007.63
      先週の安値 1965.51
      先月の高値 2009.49
      先月の安値 1810.51
      日次Fibonacci 38.2% 2045.68
      日次Fibonacci 61.8% 2041.76
      日次ピボットポイントS1 2036.04
      日次ピボットポイントS2 2027.42
      日次ピボットポイントS3 2019.42
      日次ピボットポイントR1 2052.66
      日次ピボットポイントR2 2060.66
      日次ピボットポイントR3 2069.28