■FX関連ニュース・金価格予測: XAU/USDは2,180ドルを上回って上昇を続け、米CPIと小売売上高データに注目

ゴールド価格予測

金価格は2,182ドル付近で勢いを増し、当日0.22%高となりました。
XAU/USDは月曜日の東京時間早朝に2,200ドル近くの史上最高値を付けた後、2,180ドルを上回る水準で上昇を続けています。
FRBが今年中に利下げに踏み切るとの見方、さらに、地政学的緊張が続いていることも、貴金属の支援材料となっています。

概要

  • 2月の米非農業部門雇用者数は27万5,000人増加、失業率は2年ぶりの高水準となる3.9%に上昇しました。
  • 2月の中国経済における国内需要の上振れが金価格を押し上げています。
  • 今週は米国の2月消費者物価指数と小売売上高が注目されます。
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    目次

      金価格上昇続く、FRB利下げ期待と中国景気回復

      先週の半期議会証言で、ジェローム・パウエル議長は、米経済は健全であり、インフレ鈍化の軌道に対する信頼が十分高まれば利下げを開始できる段階に近づいていると述べました。CMEのFedWatchツールによれば、先物市場では6月中旬のFRB利下げ開始に70%と織り込んでおり、年末までに1%ポイントの利下げが実施されると予想されています。

      米労働省が金曜日に発表したデータによると、2月の米国雇用者数は27.5万人増となり、予想の20万人増を上回りました。失業率は1月からの3.7%から、2月には3.9%に上昇し、2年ぶりの高水準となりました。

      中国国家統計局 (NBS) が土曜日に発表した報告によると、中国の消費者物価指数 (CPI) は、1月の前年比0.8%減から、2月には前年比0.7%増と、予想を上回る伸びとなりました。一方で、生産者物価指数 (PPI) は、1月の前年比2.5%減から、2月は前年比2.7%減と、市場予想と前月実績を下回りました。

      中国は世界最大の金消費国であるため、2月の中国の景気回復を示唆する内需拡大の兆候が、金価格を押し上げています。

      今週後半に発表される米国の2月の消費者物価指数 (CPI) と小売売上高データが、金価格の新たな変動要因となるでしょう。CPI は、2月に前月比0.4%増、前年比3.1%増が見込まれており、小売売上高は同月に前月比0.7%増と予想されています。

      XAU/USD: TECHNICAL LEVELS TO WATCH

      項目
      OVERVIEW
      今日の最終価格 2180.68
      今日の日次変化 3.32
      今日の日次変化率 0.15
      今日の始値 2177.36
      TRENDS
      日次SMA20 2055.1
      日次SMA50 2041.89
      日次SMA100 2024.07
      日次SMA200 1973.45
      LEVELS
      前日の高値 2195.19
      前日の安値 2154.09
      先週の高値 2195.19
      先週の安値 2079.54
      先月の高値 2065.49
      先月の安値 1984.26
      日次Fibonacci 38.2% 2179.49
      日次Fibonacci 61.8% 2169.79
      日次ピボットポイントS1 2155.9
      日次ピボットポイントS2 2134.45
      日次ピボットポイントS3 2114.8
      日次ピボットポイントR1 2197
      日次ピボットポイントR2 2216.65
      日次ピボットポイントR3 2238.1