■経済ニュース:Forex Today・米ドルは堅調維持、米経済指標とFRB要人発言に注目
Forex Today
米ドル(USD)は木曜日も主要通貨に対して底堅く推移しています。11月の米小売売上高が市場予想を上回り、米国経済の強さが改めて意識されたことで、ドルは直近の上昇分を維持しています。市場参加者はこの後発表される米新規失業保険申請件数や、複数のFRB(米連邦準備制度理事会)高官による発言に注目しています。
📊 米指標が「高金利長期化」見通しを後押し
11月の小売売上高は予想以上に強く、同時に発表された卸売物価指数(PPI)も緩やかなインフレ圧力の継続を示しました。これらのデータを受け、FRBが1月の会合で金利を据え置くとの見方が強まっています。年内に2回の利下げが行われるとの予想は依然としてありますが、時期はFRBのパウエル議長の任期終了(5月)以降にずれ込むとの見方が優勢です。
🎙️ FRBの独立性を巡る懸念
FRBを巡る政治的緊張も市場の注目を集めています。パウエル議長は、トランプ政権が自身を召喚したことについて、中央銀行に利下げを迫る圧力と受け取られかねないと批判しました。一方、トランプ大統領は「現時点で解任の予定はない」としながらも、将来的な判断については含みを残しています。
🌍 地政学リスクも引き続き警戒材料
イラン情勢を巡る地政学リスクも依然としてマーケットの関心事です。トランプ大統領は「イランには処刑の計画はない」と述べたものの、軍事介入の可能性を完全には否定しておらず、市場の不透明感は続いています。
通貨の動向
【USD/JPY】
・USD/JPY:158.40付近までやや下落したものの、依然として18カ月ぶり高値圏。日本の選挙を前に為替介入への警戒感が残っています。
【EUR/USD】
・EUR/USD:1.1650を上抜けられず、中東情勢と材料不足が重し。金曜日発表のドイツHICP(消費者物価指数)に注目。
【GBP/USD】
・GBP/USD:1.3430前後で小動き。11月の英国GDP(前月比+0.1%予想)を前に様子見姿勢。
【XAU/USD】
金は前日に史上最高値となる4,643ドルを付けた後、4,600ドル付近まで小幅に調整。銀も過去最高水準(93.50ドル付近)から反落し、イラン情勢への過度な警戒がやや和らいだことで、安全資産需要が一服しています。
🛢️ 原油は軟調
WTI原油は60ドル付近まで下落。トランプ大統領がイランへの即時攻撃を示唆しなかったことに加え、米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油在庫の増加が確認され、供給過剰懸念が意識されました。

