■経済ニュース・資産は全額保護、ドル相場は乱高下
3月10日にSVBフィナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行の経営破綻を受けて、週明けのドル相場は下げています。
- 週明け3月13日のドル相場は、不安感から下落して取引を開始
- FRBと米財務省による市場の安定化
- シグネチャーバンクの経営破綻
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先週末に経営破綻したシリコンバレー銀行に加えニューヨーク州に本店を置くシグネチャーバンクが経営破綻をしました。
そのため、午前中の東京市場でドル円は135円まで切り上げたが、市場の影響に対する不透明感から、その後は133円台に失速。
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ジャヌエリ・イエレン財務省長官がシリコンバレー銀行の破綻に関連して、政府の支援は行わないことを明言。彼女は、シリコンバレー銀行の破綻が金融システム全体に及ぼす影響は限定的であると説明し、金融システムは堅固であることを強調しました。
また、すべての預金を保護するとしていて、今回の対応はジョー・バイデン大統領と協議したうえで承認したということです。
また、FRBは波及を防ぐため、他の金融機関に追加資金を提供すると表明しています。
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アメリカメディアによると、シグネチャーバンクは暗号資産関連の企業との取引が多い銀行で、シリコンバレー銀行の破綻を受け、影響が広がらないよう当局が手を打ったとしています。
シリコンバレー銀行と同様、預金は全額保護されるということです。