■経済ニュース・ジェローム・パウエルFRB議長とジャネット・イエレン米財務長官、両氏の発言が相反
パウエル氏は広範な預金保護示唆、イエレン氏は否定と市場受け止め混乱を招く
- 銀行預金の保護を巡る発言
- トレーダーの見方
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パウエル議長は連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の記者会見で、銀行システムの安全性と健全性などを維持するため、当局のツール全てを活用する用意があるなどと発言しました。
対して、イエレン米財務長官は米国の銀行システムを安定化させるために「全面的な」預金保険を提供することを規制当局が検討していることはないと述べました。
最近経営破綻した米銀のトップは責任を負うべきだとの見解も示しています。
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イエレン長官の発言だけでなく、必要と判断すれば米金融当局として従来予想よりも高い水準に金利を引き上げる用意があるとパウエル議長が重ねて表明したことも、株価の重しになったとの見方が
あるようです。