■経済ニュース・米中緊張緩和により米ドルの需要が高まりで、米国NFPに注目

米ドルの安全資産需要の向上により、ゴールド価格は2,000ドルまで下落する可能性を専門家が示唆

• Fedによる金利引き上げによる経済活動の減速が原因
ゴールド価格（XAU/USD）は、早朝の欧州セッションで2,010ドル近くまで急落。貴金属は今後さらに売られる可能性があり、精神的な支持となる2,000ドルのレベルで支えを見つける可能性があります。ゴールド価格の下向きバイアスは、米中の地政学的な緊張関係から生じています。

中国は、アメリカ合衆国から台湾への軍事支援に不安を感じており、報復措置として、中国外務省のスポークスパーソンは、「中国は国家主権と領土の完全性を守るため、断固とした効果的な措置を取るだろう」と述べ、これにより市場のセンチメントが急落し、リスク感情の強い資産が影響を受けました。

• 米ドル指数（DXY）は102.00以上を維持
10年債券利回りは再び3.3％を下回り、労働市場が極端に引き締まっていないとの予想があります。

5月の金融政策においてFed議長ジェローム・パウエルが中立的な立場をとることを予想しています。しかし、クリーブランドFed銀行のロレッタ・メスター総裁は、インフレ抑制のために政策金利を今年5％以上に引き上げ、制限的な水準で維持する必要があると述べています。