■経済ニュース:Forex Today・市場は慎重な姿勢を強め、中央銀行の観測が引き続き焦点に
Forex Today
月曜日の不安定な動きを受けて、市場は火曜日に慎重な姿勢を強めました。避難先の流れを受けて、米ドルは対主要通貨で買い戻されました。特にユーロペアの相手通貨に対して米ドルが強化されました。投資家は引き続き中央銀行のコメントに注目しています。一方、米国の経済スケジュールは、6月の商品取引収支データと8月のIBD/TIPP経済楽観指数を特集します。
概要
本日の米ドル相場
以下の表は、本日の米ドル(USD)対主要通貨のパーセンテージ変化を示しています。米ドルはニュージーランドドルに対して最も強かったです。
USD | EUR | GBP | CAD | AUD | JPY | NZD | CHF | |
USD | 0.21% | 0.23% | 0.46% | 0.79% | 0.37% | 0.81% | 0.14% | |
EUR | -0.21% | 0.02% | 0.27% | 0.59% | 0.16% | 0.59% | -0.08% | |
GBP | -0.24% | -0.01% | 0.23% | 0.57% | 0.13% | 0.56% | -0.10% | |
CAD | -0.47% | -0.25% | -0.21% | 0.36% | -0.08% | 0.35% | -0.32% | |
AUD | -0.81% | -0.59% | -0.57% | -0.34% | -0.43% | 0.02% | -0.67% | |
JPY | -0.38% | -0.15% | -0.11% | 0.07% | 0.45% | 0.44% | -0.24% | |
NZD | -0.80% | -0.59% | -0.57% | -0.34% | 0.00% | -0.43% | -0.67% | |
CHF | -0.13% | 0.07% | 0.09% | 0.33% | 0.66% | 0.24% | 0.67% |
色付きの表は、通貨が対円で取引された変化率を示しています。例えば、左列からユーロを選択し、上段の水平線に沿って日本円まで移動すると、ボックスに表示されるパーセンテージは、EUR(基準)/JPY(引用)を表します。
通貨の動向
【GBP/USD】
GBP/USDは月曜日の欧州時間早盤に1.2700に迫りましたが、米ドルが米時間に弱含むと上昇しました。しかし、1.2800に抵抗されると、1.2750付近に後退しました。
【EUR/USD】
EUR/USDは早朝に1.1000を回復しましたが、上昇勢いを維持できませんでした。現時点では、1.0980を下回って取引されています。
【AUD/USD・NZD/USD】
AUD/USDは、火曜日のアジア時間に発表された中国の失望的なデータを受けて、重い下げ圧力にさらされています。このペアは引き続き下落し、先週つけた2か月ぶりの安値0.6513付近で取引されています。同様に、NZD/USDは今日、6月下旬以来の安値となる0.6050付近で取引されています。
【USD/JPY】
日本銀行の上田総裁がインフレ目標の達成に向けた評価の転換があるまで、BOJの緩和的な金融政策が続くと示唆した後、プレッシャーがかかっていました。株価が上昇していることが円の魅力と安全な避難先の需要を減少させました。
この上昇は、米ドルの安全資産としての需要の高まりと、円の売り圧力の弱まりが主な要因です。
米ドルは、世界的なリスクオフの流れを受けて、安全資産としての需要が高まっています。一方、円は、日本銀行の金融緩和政策を受けて、売り圧力が弱まっています。
【XAU/USD】
金価格は月曜日の小幅な下落後、1,930ドル前後で推移しています。米10年債利回りは、2%近く下落し4%前後で推移しており、XAU/USDは一時的に下落を抑制しています。
金価格は、月曜日に小幅な下落を記録し、火曜日も下落傾向にあります。これは、米10年債利回りの上昇や、リスクオンの雰囲気が広がっていることが主な要因です。
米10年債利回りは、インフレ高騰を背景に上昇傾向にあります。これは、金の魅力を低下させています。また、リスクオンの雰囲気が広がっていることも、金の下落を誘発しています。
今後、金価格は、米10年債利回りの動向や、リスクオン/オフの雰囲気に左右されると予想されます。
【仮想通貨】
ビットコインは引き続き約29,000ドルで変動し、イーサリアムは約1,800ドルで横ばいです。