■経済ニュース:Forex Today・9月消費者物価指数(CPI)に注目

Forex Today

過去6日間はマイナス圏での取引を終えて、米ドルインデックスは105.50に向かってわずかに下落しました。週次新規失業保険申請件数と9月消費者物価指数(CPI)のデータが、この後の米経済指標で注目されています。
また欧州中央銀行(ECB)は9月の政策決定会合の結果を公表します。

概要

  • 9月のインフレ率は低下傾向が続くと予想されています。
  • 米ドルは対通貨ペアに対し弱含みで推移しています。
  • ウォール街の主要株価指数は取引を終え、10年米国債利回りは4.6%を下回って、日ベースで2%以上下落しました。
  • 米連邦準備制度理事会が政策金利を年内据え置くとの観測が強まり、米債利回りは今週下落修正しました。
  • 今週の米ドル相場

    以下の表は、今週の米ドルが掲載された主要通貨に対するパーセンテージ変動を示しています。米ドルはスイスフランに対して最も弱かったです。

      USD EUR GBP CAD AUD JPY NZD CHF
    USD   -0.64% -0.82% -0.59% -0.76% -0.04% -0.66% -1.10%
    EUR 0.62%   -0.19% 0.06% -0.15% 0.60% -0.01% -0.44%
    GBP 0.83% 0.19%   0.25% 0.03% 0.79% 0.15% -0.26%
    CAD 0.58% -0.06% -0.24%   -0.18% 0.54% -0.08% -0.51%
    AUD 0.76% 0.18% -0.01% 0.23%   0.77% 0.14% -0.30%
    JPY 0.02% -0.59% -0.79% -0.54% -0.81%   -0.65% -1.06%
    NZD 0.67% 0.03% -0.15% 0.10% -0.12% 0.64%   -0.44%
    CHF 1.03% 0.45% 0.26% 0.51% 0.27% 1.04% 0.41%  

    上記の表とヒートマップは、今週の米ドルが主要通貨に対して比較的弱かったことを示唆しています。

    通貨の動向

    【GBP/USD】

    実質国内総生産(GDP)は、7月に0.6%減少した後に、8月には月間ベースで0.2%増加しました。その他のデータによると、工業生産と製造業生産は、同時期にそれぞれ0.7%、0.8%減少しました。GBP/USDはこれらの結果に反応を示さず、1.2300より少し上で堅調に推移しています。

    【EUR/USD】

    EUR/USDは週間上昇トレンドを継続し、1.0630を超えて2週間以上ぶりの高値をつけた後、調整局面に入りました。

    【USD/JPY】

    USD/JPYは水曜日に小幅な上昇を記録しました。日銀の野口旭政策委員会審議委員は「政策決定の際に賃上げの勢いが持続するかどうかが最大の焦点」と述べました。

    【XAU/USD】

    金価格は米国利回りの低下による恩恵を受け、水曜日に上昇を続けました。木曜日早朝、XAU/USDはさらに伸び、直近は1,880ドル付近で取引されています。